不動産担保融資一口メモ
不動産の評価方法を知る②(取引事例比較法）
不動産担保ローン・融資では担保となる不動産を、銀行 や ノンバンク の金融機関が評価します。
不動産評価の方法には、一般的には、①原価法、②取引事例比較法、③収益還元法の三つがあります。
②取引事例比較法についてご紹介します。
取引事例比較法は、対象不動産と条件が近い物件の取引事例を多く収集、選択し、取引価格の事例から必要に応じて対象物件の事情補正や時点修正を行い、地域要因や個別的要因を含めて比較評価する方法です。
売り急いだ物件や投機的な物件などの場合は注意が必要です。参考にならないケースも存在します。
取引事例比較法は、近隣地域か類似地域などにおいて、対象不動産と似た不動産の取引が行われている場合に有効です。
現在の日本の不動産業界では、中古住宅の評価方法として一般的です。
国土交通省も、不動産の取引価格情報の公表を行っていますのでご覧下さい。
土地総合情報システム
http://www.land.mlit.go.jp/webland/
