不動産担保融資一口メモ
不動産担保ローン・融資のメリット3(スピード融資)
不動産担保ローンを取り扱う貸金事業者はスピード融資を売りにしている場合が多くあります。
その反面、銀行に行って、自宅やその他の不動産を所有しているからそれを担保にお金を貸してくれと言っても、新規の顧客ではなおさら、既存の顧客でもまず簡単に審査は通りません。銀行は個人向けの住宅ローンは取り扱っていますが、本来は集めた預金で企業向け融資を行うことが本筋です。資金使途のはっきりした事業資金、設備投資資金を融資することが銀行の役割です。担保不動産があるから資金使途自由の不動産担保ローンを融資してくれと言ってもそもそも稟議の対象にはなりません。せめて既存取引企業の代表者の自宅不動産を担保とした資金の融資や、地主さんの賃貸アパートや遊休資産を担保とした融資ですが、それでも資金使途は厳しく問われます。本業の借入の返済にも影響が出たら大変です。
そういう状況ですから、銀行は審査期間が大変長くなり、だいたい1か月以上はかかっているのではないでしょうか。結局それで断られてダメな場合も多い。そもそもスピードを売りにできるような状況ではありません。
一方、不動産担保ローン事業者は、不動産の価値、担保評価額を第一に考えますから、単純に言うと、融資の申込(必要書類も準備)⇒翌日現地物件調査(担保評価と物件調査書の作成)⇒翌日融資稟議⇒翌日融資実行、のような流れで、融資の申込から最短3日後に融資の実行も可能になってくるわけです。
融資のご相談を頂くと、物件所在地と担保の種類(戸建、マンション、更地、賃貸物件など)、土地の広さや建物の広さ、築年数など(不動産の登記簿のコピーがあればそれをFAXするだけ)から、すぐに不動産評価の机上調査(不動産担保ローン事業者の物件調査担当者が担保物件の評価を現地に行かずに、電話で担保物件の最寄りの不動産会社から聞き取りを行う簡易な物件評価)を行います。この机上調査による簡易評価額に対し、不動産担保ローン事業者所定の掛目をかけた金額が、融資の申込金額の範囲内であれば、現地調査(本調査)へと進むこととなります。この机上調査は早ければ当日、遅くても翌日には完了しますから、たいへんスピーディです。
また、本調査と並行して、収入関係の書類、納税関係の書類など提出、信用情報の調査、返済計画の調査なども行います。
このように不動産担保ローン事業者の審査は目に見える形で進みますから、大変わかりやすく、スピーディなのです。