不動産担保融資一口メモ
不動産担保ローン・融資と審査⑭(担保物件審査:現地調査)
不動産担保ローンの担保物件審査(現地調査)について説明します。
机上評価に問題の無かった物件は、借入本申込を受け、物件の現地調査に進みます。
(もちろん最初から借入本申込みをして即物件調査を行う場合もあります。)
この現地調査を行った上で、融資審査に必要な物件調査書が出来上がります。
物件調査の主な内容
①現地調査
駅からの距離、交通機関、周辺施設の状況
接道道路の幅員や間口の確認等
隣接建物との境界、越境物の確認等
建物の状況(屋根・外壁・基礎など修繕状況、増築や未登記部分、日当たりなど)
写真撮影(担保物件、接道、周辺環境など)
場合によっては建物の内見も行います
②法務局調査
登記簿謄本取得(所有者の確認や権利関係の確認等)
公図や地積測量図、建物図面等の各種資料も取得
③役所調査
都市計画関係、建築関係、道路関係など法令上の制限の調査
区画整理事業内容、計画道路、建築協定の調査等
④近隣の不動産業者の聞き取り
類似物件の実勢価格、取引の状況などの調査
近隣の不動産取引状況
⑤対象不動産がマンションの場合には、管理費等の金額や滞納等の調査
これらの調査結果として物件調査書を作成し、物件評価額を算定します。