不動産担保融資一口メモ
不動産担保ローン・融資と審査④(借入申込時の個人信用情報の登録)
ノンバンクの不動産担保ローンの審査では、必ず信用情報機関の信用情報の利用が行われます。
借入申込時の信用情報機関への信用情報の登録について説明します。
借入の申込時には、お客様から個人情報取扱同意書を取得して、
信用情報機関に申込情報を登録することで、信用情報を照会します。
登録する情報(JICCの場合)は、
申込人及び連帯保証人予定者の申込に基づく個人情報
(本人を特定する情報=氏名、生年月日、電話番号及び運転免許証等の記号番号等)と
申込日 及び、申込商品種別等。
そして、信用情報機関は、貸金業者からの照会に基づき、
与信判断のためのお客様の信用情報を提供します。
この提供される信用情報には、
・総量規制の対象となる借入が何件で残高はいくらか
・総量規制の対象外となる借入が何件で残高はいくらか
・その残高の約1年分の推移[履歴)
・提携先のCICの残高
・直近の入金日や完済情報、支払遅延の状況、貸倒状況
・最近の申込情報
など、相当たくさんの情報が提供されます。
この申込情報は申込日から6ヶ月間信用情報機関に登録されます。
これを、信用情報「照会」といって、氏名、生年月日、電話番号等で、現在他社で借入をしている残高等を確認し、それが、顧客から提供を受けた収入関係の資料から総量規制(現在の残高に今回の申込金額を合わせたら年収の1/3を超えていないか)に抵触していないかを確認します。
ここで明らかに総量規制にあたる、つまり年収の1/3以上の借入残高がある場合(住宅ローンやカーローンなど総量規制の除外・例外を除く)は、貸すことが出来ません。
貸したら業者は貸金業法違反になります。
また、貸金業者は、個人情報取扱同意書を取得せずに信用情報照会をしたり、登録しなかったりした場合も貸金業法違反になります。