みずほ銀行カードローンの審査は甘いのか?審査に通る人の特徴や審査の流れを解説

みずほ銀行カードローン 審査

「カードローンの利用経験がなくても、みずほ銀行カードローンの審査に通る?
「他のカードローンと比べて、みずほ銀行カードローンの審査って厳しいの?

みずほ銀行カードローンでお金を借りるには、審査に通過する必要がありますが「自分でもみずほ銀行カードローンの審査に通過できるか?」と不安な人もいるでしょう。

結論からいうと、みずほ銀行カードローンの審査は消費者金融カードローンカードローンに比べると甘いとはいえず、必ずしも審査に通過できるとは限りません。

なぜなら、みずほ銀行カードローンを含めた銀行カードローンは消費者金融カードローンカードローンよりも金利が低いため、貸し倒れのリスクを抑えるために厳しく審査をおこなう傾向にあるからです。

この記事では、みずほ銀行カードローンの審査難易度を解説したうえで、審査に通る人の特徴や審査に落ちる原因を説明していきます。

また、審査の流れや契約後の借入方法も解説していくため、みずほ銀行カードローンに申し込む場合は参考にしてみてください。

この記事でわかること

  1. みずほ銀行カードローンの審査は決して甘いとはいえない
  2. みずほ銀行カードローンの審査では、返済能力・信用情報などを確認される
  3. 借入希望額・他社借入が少ないほど、みずほ銀行カードローンの審査に通過しやすい
みずほ銀行
金利(年) 審査時間 無利息期間 在籍確認 Web完結 郵便物なし
2.0%~14.0% ※最短翌営業日 - 有り -
借入限度額 融資スピード 最低返済額(月々) 担保・保証人 成約率 土日祝日の融資
最大800万円 ※最短翌営業日 2000円~ 不要 - -
横スクロールできます→

みずほ銀行カードローンの審査は甘いと言えない

結論から言えば、みずほ銀行カードローンの審査は甘いとも厳しいとも断言できません。審査が甘いと断言するには、審査基準や審査難易度といった情報が必要になりますが、みずほ銀行はそれらの情報を公開していないためです。

また、みずほ銀行カードローン以外の商品でも同様に、審査基準や審査難易度は公表されていないのが一般的です。

そのため、「みずほ銀行カードローンの方が〇〇(他のカードローン名)よりも審査が甘い」とも言えません。

とはいえ、みずほ銀行カードローンに申し込むには、「ご利用いただける方」として定められた条件を満たす必要があります。

  • 契約時、満20歳以上満66歳未満の方
  • 安定かつ継続した収入の見込める方
  • 保証会社の保証を受けられる方

参照元:みずほ銀行公式サイト「カードローンお申込方法」

条件として定められている以上、審査時には年齢や年収といった情報が確認されると推測されます。これらの条件を満たしていなければ、申し込みができずにみずほ銀行カードローンを利用できません。

「年齢が20歳未満、または66歳以上」「収入がない」といった場合は申し込みができないため、誰でも利用できるほどみずほ銀行カードローンの審査は甘くないと言えます。

みずほ銀行カードローンの審査内容

みずほ銀行はカードローンの審査内容の詳細を公表していません。

そのため、みずほ銀行カードローンの審査内容の詳細を解説できないのが前提となります。

とはいえ、みずほ銀行カードローンに適用される法律や、公式サイトで公表されている情報などを参考にすれば、審査時には下記が行われると考えられます。

  • 返済能力の調査
  • 信用情報の照会
  • 本人確認

ここからは各審査内容を解説していくため、みずほ銀行カードローンの審査内容を申込前に知っておきたい場合は参考にしてみてください。

返済能力の調査

みずほ銀行カードローンの審査では、申込者に借入を返済できる能力(返済能力)があるのかを確認するための調査が行なわれます。

その背景には、過去に借入を返済できないほどの借入を抱えた「多重債務者」が急増し、それが社会問題となっていたことがあります。多重債務問題を危惧した金融庁は銀行や貸金業者が提供しているカードローンなどに対して、返済能力を超えた融資を禁止したのです。

そのため、みずほ銀行カードローンを含めて、カードローンを取り扱う金融機関は返済能力のない人に融資を行ないません。

なお、みずほ銀行カードローンは、どのような情報から返済能力を判断しているのかを公表していません。

しかし、借入の返済に関わる「収入の金額」「収入を得る頻度」「他社借入状況」などは、返済能力の有無に関わっていると考えられます。

信用情報の照会

みずほ銀行カードローンを含めて、カードローンの審査では申込者の信用情報の照会が行なわれます。

実際に、みずほ銀行の公式サイト「個人信用情報機関およびその加盟会員による個人情報の提供・利用について」には、申込者の信用情報が確認される旨が記載されています。

信用情報とは、ローンやクレジットなどの信用取引における利用履歴のことです。具体的には、下記のような情報が信用情報として登録されています。

  • 氏名、生年月日、住所などの「本人情報」
  • 借入と返済の状況などの「取引情報」
  • ローンやクレジットカードなどの契約や申し込みといった「照会記録情報」

参照元:全国銀行協会公式サイト「個人情報の取扱い」

信用情報は、申込者の返済能力を判断するための要素の一つです。

そのため、みずほ銀行カードローンの審査に通るには、返済能力を認められないような履歴が信用情報として登録されていないことが一つの条件とも言えます。

本人確認

みずほ銀行だけでなく、カードローンを取り扱う金融機関には、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」(犯収法)という法律が適用されます。それにより、カードローンの審査時には、申込者の本人確認が必ず行なわれます。

みずほ銀行は、カードローンの審査時に行なう本人確認の具体的な方法を公表していません。

しかし、申込時に氏名や住所といった情報の申告が必須な点や、申込後に本人確認書類の提出が必要な点から、本人確認時にはこれらの確認が行なわれていると考えられます。

本人確認が完了しなければ金融機関は融資を行えないため、みずほ銀行カードローンを利用するには、本人確認を問題なく完了させる必要があるのです。

みずほ銀行カードローンの審査に通る人の特徴

みずほ銀行カードローンの審査基準は公表されていませんが、申込条件や審査内容などを踏まえれば、下記に該当する場合は審査に通る可能性があると考えられます。

  • 安定かつ継続した収入が見込める
  • 過去に延滞や債務整理の経験がない
  • 借入希望額が少ない
  • 他社借入が少ない
  • 他のカードローンに申し込みをしていない

各特徴は「この条件に該当していなければ審査に落ちるだろう」と推測したものから抽出しています。

そのため、一つでも特徴に該当しないものがあれば、みずほ銀行カードローンを利用できないことも考えられるので注意が必要です。

みずほ銀行カードローンの審査に通るかが不安な場合、審査に通る人の特徴に該当しているかを確認しておくと良いでしょう。

カードローン 審査 通らないカードローン審査に通りやすくする7つのコツを徹底解説!通らないときは他社へ申し込んでみよう

安定かつ継続した収入が見込める

みずほ銀行カードローンに申し込むための条件には、「安定かつ継続した収入の見込める方」とあります。条件に該当しなければ申し込みすらできないため、安定かつ継続した収入が見込めることがみずほ銀行カードローンの審査に通るための条件の一つと言えます。

しかし、みずほ銀行は「安定かつ継続した収入が見込める」に対する具体的な情報を公表していません。そこで、みずほ銀行カードローンに電話調査を行なったところ、「原則、毎月働いて収入があること」との回答が得られました。

雇用形態の条件は定められていないため、アルバイトや個人事業主などとして働いて毎月収入があれば、この条件は満たせると考えられます。

ただし、専業主婦(夫)や無職といった場合、安定かつ継続した収入が見込まれずにみずほ銀行カードローンの審査には通りません。

過去に延滞や債務整理の経験がない

延滞や債務整理をすると、信用情報として一定期間登録されます。具体的には、延滞の場合は最長5年間、債務整理の場合は最長10年間信用情報として履歴が残ります。

信用情報として登録された延滞や債務整理の履歴から返済能力がないと判断されれば、みずほ銀行カードローンの審査に通りません。

返済能力を認めてもらうためにも、延滞や債務整理の経験がないことは、みずほ銀行カードローンの審査に通る一つの要因になるのです。

なお、信用情報に登録される延滞情報の例には、下記が挙げられます。

  • ローンの返済
  • クレジットカードの支払い
  • 分割で購入した携帯電話本体の支払い
  • 保証会社や信販会社を通して契約した賃貸の家賃支払い

ローンやクレジットカードなどの延滞の履歴が残っている間にみずほ銀行カードローンに申し込むと、返済能力を疑われることも考えられます。

借入希望額が少ない

みずほ銀行カードローンの審査に通るには、返済能力を認められる必要があります。返済できないほどの金額の借入を希望すると、返済能力を疑われる可能性があるため注意が必要です。

そもそも、不必要な借入をすると、借入を返済できなくなってしまう危険性があります。みずほ銀行カードローンから返済能力を認められるためだけでなく、今後の生活に悪影響を及ぼさないためにも、必要最低限の金額を借入希望額として申請するようにしましょう。

他社借入が少ない

全国銀行協会が公表する「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」には、貸付の審査の際には貸金業者が提供しているカードローンの貸付を勘案して返済能力などの確認を行なうように記載されています。

貸金業者が提供しているカードローンとは、消費者金融カードローンや信販会社などの総称のことです。貸金業者が提供しているカードローンが取り扱うカードローンではさまざまな規制が法律によって敷かれており、その一つには総量規制が挙げられます。

総量規制とは、貸金業者が提供しているカードローンが個人に対して貸付を行なう際の貸付額の制限のことです。具体的には、貸金業者が提供しているカードローンからの貸付額の合計が個人の年収の3分の1までと定められています。

みずほ銀行などの銀行は総量規制の対象外ですが、「貸金業者が提供しているカードローンの貸付を勘案して返済能力などの確認を行なう」とあることから、みずほ銀行カードローンでも総量規制を意識した貸付が行なわれていることも考えられるのです。

すでに年収の3分の1を超えているほど他社借入がある場合、みずほ銀行カードローンの審査に通らない可能性があると覚えておいてください。

他のカードローンに申し込みをしていない

信用情報には、カードローンに申し込んだ履歴も登録されています。他のカードローンへの申込履歴が残っているうえで、みずほ銀行カードローンに申し込むと、返済能力を疑われてしまうことも否定できません。

「審査に落ちてしまった時の保険のため」などと他のカードローンに申し込むことはせず、申込先は1社に絞ると良いでしょう。

みずほ銀行カードローンの審査に落ちる原因

審査に通る人の特徴や公式サイトで公表されている情報などをもとに、みずほ銀行カードローンの審査に落ちる原因をまとめました。

  • 職業などから安定かつ継続した収入を認められない
  • 申込内容に誤りがある
  • 必要書類を提出できない
  • 在籍確認を完了できない

みずほ銀行カードローンの審査に不安がある場合、審査に落ちる原因に当てはまるものがないかを確認しておくと良いでしょう。

職業などから安定かつ継続した収入を認められない

職業などによっては、安定かつ継続した収入を認められません。みずほ銀行カードローンに電話調査をして、職業などから安定かつ継続した収入が認められるのか否かをまとめました。

安定かつ継続した収入の有無
正社員
アルバイト・パート
個人事業主・自営業者
派遣社員・契約社員
学生 ○(アルバイトなどによる収入がある場合)
年金受給者 ×(収入源が年金のみの場合)
専業主婦 ×
無職 ×

正社員やアルバイトなどとして働いて毎月収入を得ている場合、安定かつ継続した収入があると判断されるとのことです。しかし、無職や収入源が年金のみの年金受給者などの場合、みずほ銀行カードローンには申し込めません。

なお、みずほ銀行カードローン専用ダイヤルでは、カードローンの申し込みに関する相談が可能です。安定かつ継続した収入を認められるのかどうかが不安な場合、みずほ銀行カードローン専用ダイヤルに相談してみると良いでしょう。

【みずほ銀行カードローン専用ダイヤルの情報】

電話番号 0120–324–555
営業時間 平日9時~20時
※12月31日~1月3日、祝日・振替休日を除く

申込内容に誤りがある

みずほ銀行の公式サイト「カードローン(無担保)規定」には、「虚偽の申告をしたことが判明し、取引の継続が不適切な場合はただちに債務を弁済すること」のような旨が記載されています。

虚偽の発覚が債務の全額返済になると定められているため、契約前に虚偽が発覚した場合は融資自体が行なわれないことも考えられます。

そもそも、虚偽の申告は詐欺未遂に該当しうる行為です。みずほ銀行カードローンに申し込む際は、正しい情報を申告するようにしてください。

必要書類を提出できない

みずほ銀行カードローンの申込時には、必要書類の提出が求められます。必要書類を提出しなければ審査が完了しないため、みずほ銀行カードローンを利用できません。

みずほ銀行カードローンに提出する必要書類は、下記のとおりです。

必要書類 概要
本人確認書類 以下のいずれか1通
・運転免許証
・パスポート(写真およびご住所のページ)
・印鑑証明書
・特別永住者証明書
・住民基本台帳カード
・運転経歴証明書
・各種健康保険証(被保険者および被扶養者のページ)
・住民票
・在留カード
年収を確認できる書類(収入証明書類)のコピー 以下のいずれか1通
・源泉徴収票
・住民税決定通知書または課税証明書(※1)
・納納税証明書(その1・その2)(※2)
※個人事業主、会社経営者の場合は(※1)または(※2)のいずれかに限る。

参照元:みずほ銀行公式サイト「カードローンお申込方法」

みずほ銀行カードローンを利用するには、いずれの場合であっても本人確認書類の提出が必要です。一方、年収を確認できる書類については、「利用限度額が50万円超の場合」と公式サイトに記載されているため、申込者によっては提出が不要となります。

みずほ銀行カードローンに申し込む際は、本人確認書類の提出が必要になることとともに、場合によっては年収を確認できる書類が必要になると把握しておいてください。

在籍確認を完了できない

みずほ銀行カードローンを含め、カードローンの審査では在籍確認が行なわれるのが一般的です。

在籍確認とは、申告された勤務先で申込者が本当に働いているのかどうかを確認することです。電話連絡や書類提出といった方法で一般的には行なわれます。

みずほ銀行の公式サイトにはカードローンの在籍確認を行なう方法が明記されていません。そこで、みずほ銀行カードローンに電話調査をしたところ、「基本的には電話連絡で行なわれる」との回答が得られました。

在籍確認は審査の一環として行なわれるため、電話連絡に対応しなければみずほ銀行カードローンを利用できません。

なお、在籍確認は申込者本人が対応せずとも、勤務先の人が電話連絡に対応することで完了することもあります。

たとえば、「〇〇(申込者)は席を外している」のような返答であれば、在籍が確認できるため在籍確認は完了します。

自分が電話連絡に対応できないような事情がある場合、勤務先の人に「自分あての電話が来たら席を外していると伝えておいてほしい」などと頼んでおくと良いでしょう。

みずほ銀行カードローンの審査が完了するまでの流れ

みずほ銀行カードローンの審査が完了するまでの流れは、申込方法によって異なります。今回はインターネットから申し込んだ場合を想定して、みずほ銀行カードローンの審査および契約が完了するまでの流れをまとめました。

参照元:みずほ銀行公式サイト「カードローンお申込方法」

インターネットから申し込む場合、みずほ銀行の公式サイトから手続きを行なえます。みずほ銀行カードローンにインターネットから申し込む際は、「カードローンお申込方法」から手続きをしてみてください。

なお、みずほ銀行カードローンの申込方法には、電話や郵送といった方法もあります。インターネット以外の方法でみずほ銀行カードローンに申し込む場合は、「カードローンお申込方法」のページを参考にしてみると良いでしょう。

みずほ銀行カードローンの審査結果は最短翌営業日に通知される

みずほ銀行カードローンの審査結果は、最短翌営業日に通知されます。審査結果の通知後に契約をしてから融資を受けられるため、申込当日にみずほ銀行カードローンから借入することはできません。

なお、審査結果が通知されるまでの最短時間は、申込方法によって異なります。

申込方法 審査結果が通知されるまでの最短時間
インターネット 翌営業日
電話 申し込みの受付後から翌々営業日
郵送 申込書類の到着後から翌々営業日
店舗 翌々営業日

参照元:みずほ銀行公式サイト「カードローン申し込みの審査時間はどのくらいかかりますか」

申し込みの翌営業日に審査結果が通知されるのは、インターネットから申し込んだ場合のみです。急ぎの事情がある場合、インターネットからみずほ銀行カードローンに申し込むと良いでしょう。

みずほ銀行カードローンとの契約後に借入する方法

みずほ銀行カードローンには、借入方法が2種類あります。契約後であれば、利用者が希望する方法で借入することが可能です。

借入方法 概要
ATM みずほ銀⾏ATMだけでなく、コンビニなどに設置された提携ATMで借入する方法。原則、24時間365日借入の手続きが可能。
みずほダイレクト みずほ銀行のインターネットバンキング「みずほダイレクト」から振込による借入を依頼する方法。手数料無料で借入が可能で、スマートフォンやパソコンから原則24時間365日手続きを行なえる。

参照元:みずほ銀行公式サイト「カードローンお借入方法」

ATMの場合はその場で借入額を受け取れるため、現金が必要な場合に向いている借入方法といえます。

一方、みずほダイレクトの場合は借入額が自分の銀行口座に振り込まれるため、銀行口座に残高が不足している場合などに向いています。

みずほ銀行カードローンと契約した後は、状況に合った借入方法を選ぶと良いでしょう。

まとめ

審査基準などが公表されていない以上、みずほ銀行カードローンの審査が甘いか厳しいかを断言することはできません。

しかし、申込条件が定められている点や、返済能力を超えた融資は行なわれない点などから、誰でも利用できる商品でないことは確かです。

みずほ銀行カードローンの審査に不安がある場合、「申込条件を満たしているか」「収入などから返済能力を疑われるような要因がないか」を確認してみると良いでしょう。