生活サポート基金でお金を借りる方法!審査条件や申し込み方法を解説!

生活サポート基金 お金借りる

生活サポート基金の存在を知ったけどお金を借りる方法がわからない…
カードローンの審査に落ちた自分でも生活サポート基金が利用できるのか不安…

生活サポート基金とは、生活に困っている方や、困窮している方に向けて相談や融資をおこなう組織です。

そのため、カードローンの審査に落ちた方や多重債務で返済に困っている方でも、生活サポート基金であればお金を借りられる可能性があります。

そこで今回は、生活サポート基金でお金を借りる方法から審査条件まで徹底解説します。

記事の後半では、生活サポート基金を利用した方の口コミや体験談も紹介しているため、参考にしてください。

この記事でわかること
  1. 生活サポート基金でお金を借入するなら「生活再生ローン」がおすすめ
  2. 生活サポート基金は最低金利12.5%と低金利で借入ができる
  3. 生活を立て直す意思がある方や困窮している方などが対象のローン

もくじ

「生活サポート基金」とは困窮者の自立支援サポートをおこなう組織

生活サポート基金とは、東京都で活動する一般社団法人です。

生活が困窮している方や、どこからもお金を借りられず困っている方に向けて、相談やお金の貸し付けをおこなっています。

生活サポート基金の公式サイトでは、以下のような理念を掲げています。

一般社団法人 生活サポート基金は、「生活をリメイク」というミッションを掲げ、 生活者が経済的問題などにより不安を抱えたままの生活を余儀なくされている状態から、 少しでも安心感や安堵感が得られるような生活にもう一度戻れるような支援をすることを事業の目標としています。
引用元:参照:生活サポート基金について|一般社団法人 生活サポート基金

生活サポート基金は、一般社団法人のため、営利目的の活動はおこないません。

あくまで、経済的問題を抱えている方をサポートするのが目的の団体です。

そのため、生活サポート基金は、お金に不安を抱えていている方でも、安心して利用できるといえるでしょう。

「生活サポート基金」の事業内容

生活サポート基金では、生活に困っている方に向けて、複数のサポートをおこなっています。

以下が、生活サポート基金の主な事業内容です。

  • 困窮者の方への相談
  • お金に困っている方への貸付
  • 個人再生ファンドの事業から貸付資金の確保
  • 家計改善セミナーなどの開催

それでは、事業内容について、1つずつ見ていきましょう。

困窮者の方への相談

生活サポート基金では、生活に困窮している方に向けて無料相談をおこなっています。

以下のような悩みを相談可能です。

  • どこからもお金を借りれず困っている
  • 子供の学費が払えなくて困っている
  • お金がなくて家賃を滞納している
  • 家庭内暴力や依存症などで悩んでいる
  • 家計のやりくりについてアドバイスを受けたい

上記の、生活に関する様々な悩みを相談できます。

お金がなくて生活に困っている方は、まずは生活サポート基金に相談してみましょう。

お金に困っている方への貸付

生活サポート基金では、お金がなくて生活に困っている方に向けて「生活再生ローン」からの貸し付けもおこなっています。

生活再生ローンは、営利目的ではないため消費者金融や銀行などと比べると、低金利で借り入れできるのがメリットです。

ただし、生活再生ローンは「生活を立て直す意思がある方」しか貸し付けをおこなえません。

  • 事業目的で借り入れしたい
  • 生活の足しとして借り入れしたい

上記の目的での利用は対象外になるため、注意してください。

個人再生ファンドの事業から貸付資金の確保

生活サポート基金では、貸付資金の確保も事業としておこなっています。

生活サポート基金は、営利目的の団体ではないため、融資の原資は生活サポート基金の活動に賛同する会員の方たちにより支えられています。

生活サポート基金は、会員の方や活動に賛同する方などの第三者からの支援により、活動をおこなえています。

経済的に困窮する方たちをサポートするためにも、資金確保は重要な業務です。

家計改善セミナーなどの開催

生活サポート基金では、家計改善セミナーなどの勉強会も定期的におこなっています。

セミナーでは、多重債務から抜け出す方法や、家計管理の正しい方法などを学べます。

ただし、セミナーを受けるには講師料がかかるため、注意してください。

生活サポート基金でお金を借りるなら「生活再生ローン」が最適!

生活サポート基金で、お金の借り入れを考えている方は「生活再生ローン」の利用が最適です。

生活再生ローンは、お金がなくて生活に困窮している方に向けて貸し付けをおこないます。

自己破産や任意整理などをおこない審査に通らない方でも、生活再生ローンであれば利用できる可能性があります。

そこで、生活再生ローンを利用したい方へ向けて、詳しい特徴を以下で解説します。

「生活再生ローン」の3つの特徴

生活再生ローンには、以下の3つの特徴があります。

  • 最高金利12.5%と低金利で借り入れができるため返済負担が少ない
  • 借入を「生活再生ローン」に1本化でき負担を軽減できる
  • 生活費以外にも教育費や学費の借り入れも可能

それでは、生活再生ローンの特徴について詳しく解説します。

最高金利12.5%と低金利で借り入れができるため返済負担が少ない

生活再生ローンは、営利目的ではないため、最大金利12.5%と低金利で借り入れが可能です。消費者金融や銀行と比べると、以下の金利差があります。

 
会社名 最大金利
生活再生ローン 12.5%
アイフル 18.0%
三井住友銀行カードローン 14.5%

上記のように、代表的な銀行カードローンと消費者金融カードローンを比較しても、生活再生ローンの金利が低いのがわかるでしょう。

消費者金融や銀行は、利息からの収入を目的としているため、金利が高めに設定されています。

生活再生ローンは、低金利で借り入れが可能で、返済の負担を軽減できるのが特徴です。

借入を「生活再生ローン」に1本化でき負担を軽減できる

生活再生ローンでは、複数ある借り入れを1本化できる特徴があります。

1本化とは、複数の会社から借り入れしているローンを、生活サポート基金に1つにまとめて返済できる仕組みです。

借り入れを1つにまとめることで、高い金利の会社に利息を払う必要がなくなるため、返済の負担を軽減できます。

多重債務で悩んでいる方は、生活再生ローンで借り入れの1本化を検討しましょう。

生活費以外にも教育費や学費の借り入れも可能

生活再生ローンは、生活費以外にも学費や教育費の利用も可能です。そのため、子供の学費が払えなくて困っている方も利用できます。

過去に自己破産や任意整理の経験がある方で、国の教育ローンの審査に通らない方は、子供の学費を払えず、悩んでいるでしょう。

しかし、生活再生ローンであれば、子供の学費や入学金などにも対応可能です。

どこからもお金を借りれず、子供の入学金や学費が払えずに悩んでいる方は、生活サポート基金に相談してみましょう。

生活基金サポートの3つの口コミを紹介

生活サポート基金でお金を借りたいと考えている方は、本当にお金を貸してくれるのか不安でしょう。

そこで、生活サポート基金でお金を借り入れした方の、実際の口コミを以下で紹介します。

①生活サポート基金の支援で息子を大学に入れることができた

不動産詐欺に遭い、2016年1月にやむなく自己破産しました。2017年2月に息子が大学受験。学生支援機構の奨学金の貸与開始は5月からで、また金融機関も国の教育ローンも貸与いただけず、入学金、前期授業料等の入学前納入を用意できないことから、途方にくれていた中、インターネットで生活サポート基金を知りました。破産後、1年しか経過しておらず、金融機関等と同様に貸与いただけないのではと半信半疑で訪ねましたが、ここの融資は破産をしても免責が下りていれば可能とのことで、相談員の方は、丁寧に長い時間にわたり相談に応じて下さいました。学生支援機構の奨学支援金を借用できるであろうことから、後期以降の学費はそちらを適用するとして、入学金と前期学費相当を貸与できるとの回答をいただきました。息子はこれで何とか大学に進学できると思い、うれしくなりました。
引用元:利用者の声|一般社団法人 生活サポート基金

不動産詐欺で財産を失い、自己破産をした方の口コミです。国の教育ローンや金融機関でお金を借りられず、入学金や前期授業料が払えず困っている状況で、生活サポート基金の利用をされています。

自己破産後1年しか経過しておらず、どこからもお金を借りられず悩んでいましたが、生活サポート基金では、借り入れをおこなえています。

自己破産をしてお金が借りられるか不安に感じている方でも、生活サポート基金であれば借、借り入れがおこなえます。

教育ローンを利用できず途方にくれていましたが、今は子どもの将来に夢を見ることができます

私は2007年2月に任意整理を行い、6年間毎月6万円を返済することとなり(最初の1年は9万円)本日まで4年間頑張ってまいりました。しかし、今年(2011年1月)子供の進学費用を支払うことができず途方にくれてしまい、インターネットで生活サポート基金の存在を知りました。銀行の教育ローンも、国の教育ローンも利用できず、とても暗い気持ちで事務所を訪ねましたところ、相談員の方が約3時間半にもわたって相談にのって下さいました。帰り道、心が軽くなっていたことを、覚えています。数週間後、契約がととのい、子供の入学金等の支払いを済ませ、今は頑張って働こうという気持ちを強く抱いております。2ヶ月前までは資金繰りに悩み、子供の将来をつぶしてしまうのでは、と仕事も手につかず死んでしまいたいとも思いました。今、こうして、仕事を精一杯頑張ることができ、子供の将来に夢を見ることができるのも、生活サポート基金からいただいた支援のおかげと思っております。本当にありがとうございました。
引用元:利用者の声|一般社団法人 生活サポート基金

銀行ローンや国の教育ローンも利用できず悩んでおり、生活サポート基金を利用した方の口コミです。

生活サポート基金に相談したところ、無事に子供の入学金の借り入れをおこなえています。

入学金や学費などの生活費以外に悩んでいる方も、生活サポート基金は支援してくれます。

主人の収入が減り困っていた時に救ってくれた

半年ほど前から職場での配置換えにより主人の収入が少なくなり、住宅ローンの返済、とくにボーナス月が大きな壁となっておりました。就職難が連呼される日々に二人の高校生を抱え、その教育費も目処が立たずにいるところへ、追い打ちをかけるように介護施設に入所していた母の急逝と、気持ちの張りもなくし、自身の身体にもあちらこちらに痛みを覚えるほどになっておりました。銀行からの催促も頻繁になり、いよいよ住まいを手放す方向で先の見通しを立てるべく以前にお世話になった≪生活サポート≫さんへ確認の連絡を入れました。電話をとられた相談員の方は「何かありましたか?」と一言お尋ねくださいました。まさにこの血の通った一言が我が家を救ってくれました。状況を説明しましたところ、再度の融資が可能であり、銀行との折衝についてもアドバイスをもらうことができ、何より心の落ち着きを取り戻すことができました。
引用元:利用者の声|一般社団法人 生活サポート基金

夫婦の収入が減り、住宅ローンの返済に悩んでいる方の口コミです。

2人の高校生を抱えており、住宅ローンの返済ができず滞納をしており生活サポート基金に相談されています。

住宅ローンの返済に悩んでいましたが、生活サポート基金から融資を受けることで問題は解決しています。

収入が減り、家賃や住宅ローンの返済に悩んでいる方は、生活サポート基金に相談しましょう。

生活基金サポートの「生活再生ローン」でお金を借りる方法

生活再生ローンでお金を借りるのには、以下の5つの手順で進めてください。

  • 生活サポート基金に電話する
  • 面談日時の日程を決める
  • 生活基金サポートで面談をおこなう
  • 2週間~1か月間の期間で審査をおこなう
  • 審査に合格後に借入開始

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

①生活サポート基金に電話する

生活再生ローンを利用する場合は、まずは生活サポート基金に連絡をする必要があります。電話またはホームページから連絡をしましょう。

  • お問い合わせフォーム:https://www.ss-k.jp/contact/
  • 電話番号:03‐5227‐7260
  • 営業時間:平日 月~金 9:30~18:00

引用元:アクセス|一般社団法人 生活サポート基金

②面談日時の日程を決める

電話をすると簡単なヒアリングと面談日を決めます。

来店して入念な相談をおこなう必要があるため、予定のない日を選ぶようにしましょう。

③生活基金サポートで面談をおこなう

面談日時が決まったら、実際に来店して面談をおこないます。

面談では、現状のヒアリングをおこないます。基本的に生活再生ローンの利用を進められる場合が多いため、利用する場合は申し込みの手続きに進みます。

また、生活再生ローンの申し込みには必要書類が必要なため、面談前に準備をしておくのがおすすめです。

面談の前に必要書類を用意しておくのがおすすめ

面談で「生活再生ローン」の利用が認められた場合には、以下の書類が必要になります。

 
本人確認証明書 ・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
・保険証など
収入証明書 ・源泉徴収票
・給与明細
・確定申告書など

生活再生ローンに申し込むには、本人確認書類と収入証明書が必要です。

本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーなどを持参しましょう。そして、収入証明書は、給与明細や確定申告書などの、直近の収入を証明する書類が必要です。

審査をスムーズに進めるためにも「本人確認書類」と「収入証明書」は事前に用意しておきましょう。

④2週間~1か月間の期間で審査をおこなう

審査は2週間〜1ヶ月ほどかかります。生活再生ローンは、即日融資はできません。

ただし、すぐにお金が必要な事情がある場合は、早く貸し付けしてくれる場合もあります。

生活が苦しくて、早くお金が必要な方は、事前に相談しておきましょう。

⑤審査に合格後に借入開始

審査に合格すると、借り入れ開始です。

契約をしてから、1週間ほどで銀行口座にお金が振り込まれます。

生活基金サポートの「生活再生ローン」でお金を借りるための審査条件

生活再生ローンには、お金を借りるための条件があります。

以下が、生活再生ローンでお金を借りるための6つの条件です。

  • 生活を再建する意思がある
  • 月2~3万円の収入がある
  • 連帯保証人を依頼できる人がいる
  • お金が不足して生活が困窮している
  • 収入なしの場合は家族が働いている
  • 対象の地域に住んでいる

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

生活を再建する意思がある

生活再生ローンで借り入れをするには、生活を再建する意思が必要です。

生活再建の意思とは、以下の基準を満たす方です。

  • 家計の改善が可能であるか
  • 返済できる資質があるか

上記の資質を確認するために、生活サポート基金では、相談員と入念な返済計画を立てます。

そのため、相談の際に返済する意思がないと判断されると、お金の借り入れを断られる可能性もあります。

生活再ローンを利用するためにも、家計を改善する意思があるかを相談員に示しましょう。

月2~3万円の収入がある

生活再生ローンを利用するには、月2〜3万円の収入が必要です。収入なしの方は利用できないため、注意してください。

月2〜3万円の収入があれば借り入れできるため、パートやアルバイトでも契約可能です。

収入なしの場合でも、状況次第では収入のある家族名義での貸し付けが可能な場合もあります。

収入がない方は、一度生活サポート基金に相談してみましょう。

連帯保証人を依頼できる人がいる

生活再生ローンで、お金を借り入れるためには、連帯保証人が1名以上必要です。

一般的には、家族や親族にお願いすることが多いですが、友人や知人でも問題ありません。

申し込みをスムーズに進めるためにも、事前に連帯保証人を決めておくことが大切です。

ただし、依頼できる連帯保証人がいても、関東に在住していない場合は連帯保証人にできないため注意してください。

生活再生ローンを利用する際は、関東在住の連帯保証人を探しておきましょう。

お金が不足して生活が困窮している

生活再生ローンを利用するには、お金が不足しており生活に困窮していることが条件です。

生活を立て直す目的以外の借り入れはおこなえないため、注意してください。

そのため、以下の目的で借り入れはできません。

  • 事業投資の利用
  • 車の購入
  • ブランド品や贅沢品の購入

上記の理由は、生活が困窮しているとはいえません。

収入なしの場合は家族が働いている

収入がない方が生活再生ローンを利用する場合には、家族が働いている必要があります。

理由は、生活再生ローンは収入なしでは、借り入れできないからです。月2〜3万円の収入がなければ、借り入れができません。

しかし、生活再生ローンは家族全体の生活の立て直しを目的としているため、家族に1人でも収入がある方がいれば借り入れ可能です。

本人に収入がない場合でも、働いている家族名義で申し込みできます。

対象の地域に住んでいる

生活再生ローンは、対象の地域に住んでいる方しか借り入れできません。生活再生ローンが利用できるのは、以下の地域が対象です。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 千葉県

上記の地域に住所がある方のみ、利用ができます。

対象地域外に住んでいる場合は、利用ができないため、注意してください。

東京都に住んでいる方は「東京都多重債務者再生事業」もおすすめ

東京都に1年以上住んでいて、生活再生ローンの利用を考えている方は「東京都多重債務者再生事業」の利用もおすすめです。

以下の条件で借り入れがおこなえます。

  • 債務整理中または債務整理後である
  • 東京都に1年以上住所を有する
  • 勤続年数が6か月以上ある
  • 課税所得が世帯で600万円未満

上記の条件に当てはまる方は、利用が可能です。

以下が「東京都多重債務者再生事業」と「生活再生ローン」の違いです。

 
東京都多重債務者再生事業 生活再生ローン
金利 年3.5% 年12.5%
貸付限度額 最大300万円 最大300万円
返済期間 最大7年間 最大10年間
連帯保証人 1人以上 1人以上
延滞損害利率 14.5% 14.5%

上記のように、東京都多重債務者再生事業は生活再生ローンに比べると、9%も金利が抑えられます。

金利を抑えることで、返済時の負担を軽減できるため、条件に当てはまる方は「東京都多重債務者再生事業」の借り入れを検討しましょう。

生活基金サポートの「生活再生ローン」でお金を借りるうえでの注意点

生活サポート基金の生活再生ローンで、借り入れをおこなう場合には、注意点が存在します。

申し込む前に、以下の3つの注意点を把握しておきましょう。

  • 連帯保証人なしの契約はできない
  • 全国対応はしていない
  • 即日融資はできない

それでは、1つずつ詳しく解説します。

連帯保証人なしの契約はできない

生活再生ローンは、連帯保証人なしの契約ができません。最低でも1人以上の連帯保証人が必要です。

連帯保証人は、家族以外にも友人や知人でも構いません。ただし、関東に在住していない方は連帯保証人にできないため注意してください。

生活再生ローンは、ほかのカードローンの審査に落ちても契約可能ですが、連帯保証人が必要であることは、頭に入れておきましょう。

全国対応はしていない

生活再生ローンは、対象地域以外の方は借り入れがおこなえません。以下の地域に住んでいる方が対象です。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 千葉県

上記の地域以外に住んでいる方は、別の方法の検討が必要です。

対象地域に住んでいない方は「生活協同組合」で借入できる

生活再生ローンの対象地域に済んでいない場合には「生活協同組合」の利用がおすすめです。

生活協同組合とは、同じ地域や同じ職業の組合員で組織されている団体で、組合員の生活に必要な物資の供給や生活改善をおこなう組織のことです。

生活協同組合では、以下のようにお金の借り入れ事業もおこなっています。

 
団体名 対象地域
消費者信用生活協同組合 岩手県
グリーンコープ(生活再生貸付事業) 山口県、福岡県、熊本県、大分県、長崎県、佐賀県、鹿児島県
みやぎ生協の貸付制度 宮城県

上記で紹介した組織は「生活再生ローン」と同じく、生活の立て直しを目的としてるローンです。

生活再生ローンが対象外の方は、生活協同組合での借り入れも検討しましょう。

「消費生活センター」や「社会福祉協議会」なら全国対応している

生活協同組合の借り入れも対象地域ではなく、利用が難しい方は「消費生活センター」や「社会福祉協議会」の利用がおすすめです。

「消費生活センター」と「社会福祉協議会」は、全国対応しているため「生活再生ローン」と「生活協同組合」の借り入れが対象外でも問題ありません。

消費生活センターとは、市民の消費に関するさまざまな悩みの相談を受け付けている、地方自治体が運営する組織です。

消費センターでは、お金に関する以下の悩みを相談可能です。

  • 多重債務に関する相談
  • 架空請求の相談
  • 生命保険の相談

多重債務で生活に悩んでいる方は、まずは消費生活センターに相談するのがおすすめです。

そして、社会福祉協議会では、生活に困窮している方に向けてお金の貸付をおこないます。

社会福祉協議会では、国から借り入れできる「生活福祉資金貸付制度」を利用できます。

ただし、国からお金を借りるには、賃金業者からの借り入れがあると審査に落ちる可能性が高いです。

生活サポート基金を利用できない場合の選択肢として、候補に入れておくといいでしょう。

即日融資はできない

生活再生ローンは、即日融資はできません。申し込みから借入までは、最短でも2週間から1か月程度の時間がかかります。

ただし、状況次第では早めの融資をおこなう場合もあります。

状況次第では融資を急いでくれる場合もある

生活再生ローンは、即日融資はできませんが、以下のような状況次第では融資を急いでくれる場合があります。

  • 子供の入学金を今週中までに払わなければいけない
  • 数日中に家賃を払わないと強制退去になってしまう
  • すぐに高額な医療費が必要である

上記のようなケースで悩んでいる方は、相談員に一度相談してみましょう。

「総量規制」を超える借り入れはできない

生活再生ローンでは、総量規制を超える借り入れはおこなえないため注意してください。

総量規制とは、貸付の上限を定めた法律です。

総量規制のルールでは、賃金業者は収入の3分の1を超える貸付をしてはいけないと定められています。

たとえば、年間収入が200万円の場合は、貸付上限は67万円までです。

そのため、上限なくお金を借入できるわけではないため注意してください。

生活サポート基金でお金を借りるまでの体験談を紹介

生活サポート基金で借り入れを考えている方は、実際の借り入れした経験を知りたいでしょう。

そこで、生活サポート基金で、実際に借り入れした方の体験談を以下で紹介します。

①住宅ローンと税金の延滞分を借入した事例

●相談者:50代男性

●年収:本人665万円/妻152万円

●負債:3176万円(住宅ローン、車ローン、消費者金融、物品、税金、住宅ローン延滞分)

●相談の経過

住宅ローンを組むも頭金を詐欺で取られてしまい借金。この借金が支払えなくなり任意整理。子どもの学資が続き住宅ローンと固定資産税を延滞。夫婦と子ども4人の家族構成では住宅を手放すよりもローンの支払いを続けることのほうが得策。

●解決策の提案

都融資が否決になり、税金と住宅ローンの延滞分についてサポート基金独自融資を提案。貸金業の総量規制があるために、返済のみの消費者金融は融資金には入れずそのままの支払いとした。

⇒今後は消費者金融に依存した生活から脱却することで家計改善が図られる。ボーナスを住宅・車ローン返済と貯金に当てることができるようになる。
引用元:融資事例|一般社団法人 生活サポート基金

住宅ローンと固定資産税の延滞をして、生活サポート基金を利用した方の体験談です。

生活サポート基金では、住宅ローンや税金の延滞などにも融資が可能です。

銀行ローンや消費者金融などでお金を借りられずに悩んでいる方は、一度生活サポート基金に相談してみましょう。

②引っ越し費用を借りた方の事例

相談者:60代男性

●年収:本人230万円

●負債:290万円(個人186万円、税金69万円、家賃35万円)

●相談の経過

ダンサーの娘への支援等借金がかさみ2009年任意整理2014年完済。しかし、家賃が高く収入範囲内での生活が厳しく再び友人に借金、家賃も延滞した。今般、都営住宅に当選し家賃が1/10になることで引越し費用の融資希望。

●解決策の提案

都営住宅のガス工事、引越し費用、延滞家賃の融資。個人への返済は待ってもらう。税金については役所と交渉。

⇒家賃の差額が10万円強あるので返済財源は十分であり、急を要する引越し費用等を当基金で融資。低利の年金担保融資(利息1.8%)での借り換えも提案。
引用元:融資事例|一般社団法人 生活サポート基金

上記の60代男性は、生活サポート基金に相談し、引っ越し費用の借り入れをおこなっています。

生活サポート基金は、家賃の滞納や引っ越し費用なども対象です。

家賃が高いけど、引っ越しするお金がなくて悩んでいる方は、生活サポート基金に相談してみましょう。

③学費を借りた方の事例

●相談者:50代男性(会社員) 家族:妻・長女(高3)・長男(中3)

●年収:本人650万円、妻100万円

●負債:3425万円(住宅ローン、車ローン、任意整理中債務、固定資産税)

●相談の経過

住宅購入時に住宅ローンの不足分を金融機関から借りたが、返済が厳しくなり2年前に任意整理して現在返済中。固定資産税も延滞し分納中。
私立高校3年生の長女がスポーツ推薦の特待生で私立大学に合格した。生活費は学生支援機構の奨学金とアルバイトでまかなう予定だが、大学の寮への転居費用および免除対象外の費用が準備できないとして相談に来所。国の教育ローン等は審査が通らなかった。

●解決策の提案

高校時代は授業料や部活動費用が家計を圧迫していたが、大学では遠征費や道具代など全て大学負担になること、固定資産税や住宅ローンの遅れもボーナスで解消できること、公立高校に合格した中学3年生の長男もアルバイトをして家計への負担の軽減に努める予定でいることから、融資実行となった。
引用元:融資事例|一般社団法人 生活サポート基金

生活サポート基金では、生活資金以外にも、学費や教育資金に関わる問題でも相談可能です。

国の教育ローンに通らず悩んでいる方は、生活サポート基金に相談するのがおすすめです。

まとめ

今回は、生活サポート基金でお金を借りる方法について解説しました。生活サポート基金でお金を借りるには「生活再生ローン」の利用がおすすめです。

生活再生ローンであれば、任意整理や自己破産などで銀行や消費者金融の審査に通らない方でも融資が可能です。

ただし、生活再生ローンを利用するのには、生活に困窮していて再建の意思がある方が対象のため注意してください。

以下が、この記事のまとめです。

  • 生活サポート基金は相談業務や貸付業務などのをおこなう非営利団体である
  • 生活サポート基金でお金を借りるには「生活再生ローン」の利用がおすすめ
  • 生活再生ローンは生活再建の意思がある方や収入が2~3万円必要などの条件がある
  • 生活サポート基金は東京、神奈川、千葉、埼玉に住所を有する方が対象
  • 生活サポート基金は総量規制の範囲内でしか借り入れできないため注意

銀行や消費者金融で借入できずに、生活に困窮している方は、まずは生活サポート基金に相談にいきましょう。