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長い間、返済を続けてきたのに借金の元金が減らず、不審に思っている人もいるかもしれません。
その原因は多くの場合、返済額のほとんどが利息に充てられていたり、返済のために借金をしていることにあります。
この記事では「借金の元金が減らない6つの理由」や「借金の元金を効率よく減らすための対処法」などについて詳しく解説します。
借金の元金がなかなか減らず悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
- 借金の元金が減らない原因は、返済額のほとんどが利息に充てられていたり、返済のために借金をしているから
- 借金の元金を効率よく減らすには、金利の高い借金から優先的に繰り上げ返済をしたり、債務整理をおこない借金を減額・免除してもらうとよい
- 借金の元金が減らないときは債務整理を検討すべきタイミングが来ていると考えられる
借金の元金が減らない6つの理由
「毎月ちゃんと返済できていれば、確実に元金が減っていって借金を完済できる」と考えている人は多いです。
ところが、実際には長年返済していても、返済開始時から元金がほとんど減っていないケースは珍しくありません。
借金の元金が減らない場合、その理由は主に以下の6つが考えられます。
- 返済額のほとんどが利息に充てられているから
- リボ払いを利用しているから
- 返済期日に遅れて遅延損害金を支払っているから
- 返済のために借金をしているから
- 複数社から借入をしているから
- 高金利で借入をしているから
次の項目で、それぞれの理由について詳しく解説します。
1.返済額のほとんどが利息に充てられているから
返済しているのに元金が減らないと「何かがおかしい…金融機関がズルをしているのではないか?」と不審に思う人もいるかもしれません。しかし、決してそのようなことはなく、これは毎月の返済額のうちほとんどが利息に充てられていることが原因です。
毎月の返済額の内訳は「元金」と「利息」に分けられます。
利息は「現時点で残っている元金に対して年率◯%」という形で計算されるので、返済額が多くても少なくても、一定の金額を支払わなければなりません。
くわえて、返済したお金は基本的に「費用(※)→利息→元金」の順番で充当されます。
第四百八十九条 債務者が一個又は数個の債務について元本のほか利息及び費用を支払うべき場合(債務者が数個の債務を負担する場合にあっては、同一の債権者に対して同種の給付を目的とする数個の債務を負担するときに限る。)において、弁済をする者がその債務の全部を消滅させるのに足りない給付をしたときは、これを順次に費用、利息及び元本に充当しなければならない。
引用元:e-Govポータル「民法第489条1項」
※ここでいう費用とは、書類を送付する際に発生する通信費など、諸経費のことを指します。
つまり、返済額が少なければ元金に充当される金額も少なくなり、元金の減りが悪くなります。その結果、何年も借金の返済を続けているにもかかわらず、元金が一向に減らないという状況に陥ってしまうのです。
元金に充当される金額を増やし早く借金を完済するには、毎月の返済額を増やすか金利の低いローンへ借り換えるなどの対処が必要です。
利息の計算方法
借金の元金がなかなか減らないと思ったら、利息の金額を計算して「返済額のうちいくらが元金に充てられているのか?」を調べてみましょう。
利息の金額は、以下の式で求められます。
たとえば、年率15%の金利で借金の元金が100万円残っている場合について考えてみましょう。この場合、次月に支払う利息の金額は以下のとおりです。
仮に、次月に支払う返済額が2万円だったとしたら、元金に充当される金額は以下のとおりです。
【借入額別】返済シミュレーション
ここからは、借入額別に完済までにかかる期間や支払う利息総額などについて、シミュレーションした結果を紹介します。
自分が利用しているローンの金利や現在の返済額と照らし合わせれば、どれくらい利息を支払っているのかよりイメージしやすくなるでしょう。
借入額50万円の場合
借金50万円を、月々1.5万円・2万円・3万円ずつ返済した場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。
返済額 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
1.5万円 | 3年11ヶ月 | 198,327円 |
2万円 | 2年8ヶ月 | 131,374円 |
3万円 | 1年8ヶ月 | 79,706円 |
返済額 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
1.5万円 | 3年8ヶ月 | 150,823円 |
2万円 | 2年7ヶ月 | 103,248円 |
3万円 | 1年7ヶ月 | 64,195円 |
借入額100万円の場合
借金100万円を、月々2・3・5万円ずつ返済した場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。
返済額 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
2万円 | 6年7ヶ月 | 579,052円 |
3万円 | 3年8ヶ月 | 301,674円 |
5万円 | 2年 | 157,936円 |
借入額150万円の場合
借金150万円を、月々3・4・5万円ずつ返済した場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。
返済額 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
3万円 | 6年7ヶ月 | 868,611円 |
4万円 | 4年3ヶ月 | 536,686円 |
5万円 | 3年2ヶ月 | 391,756円 |
借入額200万円の場合
借金200万円を、月々4・5・7万円ずつ返済した場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。
返済額 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
4万円 | 6年7ヶ月 | 1,158,176円 |
5万円 | 4年8ヶ月 | 789,895円 |
7万円 | 3年 | 489,779円 |
借入額300万円の場合
借金300万円を、月々6・8・10万円ずつ返済した場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。
返済額 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
6万円 | 6年7ヶ月 | 1,737,295円 |
8万円 | 4年3ヶ月 | 1,073,398円 |
10万円 | 3年2ヶ月 | 783,534円 |
借入額400万円の場合
借金400万円を、月々9・12・15万円ずつ返済した場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。
返済額 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
9万円 | 5年6ヶ月 | 1,875,182円 |
12万円 | 3年8ヶ月 | 1,206,793円 |
15万円 | 2年9ヶ月 | 896,121円 |
借入額500万円の場合
借金500万円を、月々10・15・20万円ずつ返済した場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。
返済額 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
10万円 | 6年7ヶ月 | 2,895,537円 |
15万円 | 3年8ヶ月 | 1,508,492円 |
20万円 | 2年7ヶ月 | 1,032,643円 |
2.リボ払いを利用しているから
リボ払いの利用も借金の元金が減らない理由となり得ます。
リボ払いは毎月の返済額が一定で、設定できる返済額も月々数千円程度からと、金額を低く抑えられる使い勝手のよい返済方法です。ただし、以下のようなデメリットもあるため注意しなければなりません。
- 手数料の金利が高く返済総額が増えやすい
- 完済までの期間が長期化しやすい
- 利用残高や返済総額を把握しづらい
借金額に対する金利が高く、さらに毎月の返済額も少額となると、自ずと返済額に占める利息の割合は多くなってしまいます。その結果、いくら返済しても元金が減らない状況に陥ってしまうのです。
3.返済期日に遅れて遅延損害金を支払っているから
返済期日に遅れている場合は、遅れずに返済できている場合より元金が減りづらくなります。
なぜなら、借金は返済期日に遅れると1日ごとに遅延損害金が発生するからです。
遅延損害金の金額は、以下の式で求められます。
仮に、100万円の借金を滞納した場合、滞納日数に応じた遅延損害金の金額は以下のとおりです。(遅延損害金利率は年20%とします)
滞納日数 | 遅延損害金 |
---|---|
滞納1日 | 100万×0.2÷365×1(日)=約548(円) |
滞納1週間 | 100万×0.2÷365×7(日)=約3,836(円) |
滞納1ヶ月 | 100万×0.2÷365×30(日)=約16,438(円) |
滞納1年 | 100万×0.2÷365×365(日)=20万(円) |
上表からわかるとおり、滞納期間が長ければ長いほど遅延損害金は増えていくので、自ずと返済総額も増えていきます。
また、遅延損害金の利率はほとんどの場合、通常の利息よりも高い年率20%に設定されています。そのため、通常の利息で返済している場合よりも早いペースで借金が増えてしまうのです。
4.返済のために借金をしているから
収入から返済資金を捻出できなくなると、新たな借入をして足りない分を補填しようとする人がいます。しかし、返済資金確保のために他社から借入をする行為は、借金の元金が減らない原因となる可能性が高いです。
たとえば、金融機関Aから借入をしており、毎月5万円ずつ返済しているとします。Aへの返済が苦しくなり、金融機関Bから5万円借りてAへ返済した場合について考えてみましょう。
このとき、Aに5万円を返済しても利息へ充当される部分があるため、実際に減るAの借金の元金は5万円より少ないです。そして、Bから借りた5万円を返済する際には、元金に利息を上乗せして返さなければならないため、実際に返済しなければならない金額は5万円より多くなります。
このように、返済資金が不足するたびに他社から借入をしていると、利息がかさみ借金が雪だるま式に増えてしまう可能性が高いのです。
5.複数社から借入をしているから
借入先が1社ではなく複数社の場合、借金の総額が同じでも元金が減りづらくなっている可能性があります。なぜなら、1社あたりの借入額が少なくなることによって、適用される金利が高くなることがあるからです。
利息制限法という法律によって金融機関が設定できる金利には上限が設けられており、その上限は借入額が増えると下がる仕組みになっています。
- 元本額が10万円未満 → 年率20%まで
- 元本額が10万円以上100万円未満 → 年率18%まで
- 元本額が100万円以上 → 年率15%まで
たとえば、1社から100万円借りている場合、適用される金利はどんなに高くても年率15%です。
一方で、A社から60万円、B社から35万円、C社から5万円借りており、3社から合計100万円の借金をしている場合、A社・B社・C社がそれぞれ設定できる金利の上限は以下のとおりです。
社名 | 借入額 | 金利の上限 |
---|---|---|
A社 | 60万円 | 年率18% |
B社 | 35万円 | 年率18% |
C社 | 5万円 | 年率20% |
つまり、複数社からの合計で100万円の借金をしている人は、1社あたりの借入額が少なくなることによって、適用される金利が高くなっている恐れがあるということです。
6.高金利で借入をしているから
高金利での借入も、借金の元金が減らない原因の1つです。
同じ金額の借金を抱えていても、金利が高ければそれだけ多くの利息が発生します。発生する利息が多ければ、同じ金額で返済しても返済額に占める利息の割合は多くなるため、元金の減りは悪くなるのです。
とくに、消費者金融やクレジットカードのキャッシングで借金をしている場合、銀行から借金をしている場合に比べて金利が高くなりがちなので注意してください。
高金利で借入してしまった場合、効率よく借金の元金を減らすには、毎月の返済額を増やすか金利の低いローンへ借り換えるなどの対処が必要です。
借金の元金を効率よく減らすための対処法
借金の元金が減らない場合、どうすればよいのでしょうか?
具体的な対処法は、以下のとおりです。
次の項目から、それぞれの対処法について詳しく解説します。
1.金利の高い借金から優先的に繰り上げ返済する
借金の元金を効率よく減らすには、ボーナスや臨時収入などで少しでも余裕があるときに、積極的に繰り上げ返済をおこなうのがおすすめです。
繰り上げ返済した分は全額が元金に充当されるため、より早いスピードで元金を減らせます。
また、元金が早く減ることで支払う利息総額を抑えたり、返済期間を短縮できる効果も期待できます。
なお、繰り上げ返済をする際は、金利の高い借金から優先的に返済することも重要です。
金利が高いということは、同じ金額を借りていても支払う利息額が高額になるということです。金利の高い借金はできるだけ早く完済し、金利の低い借金のみにすることで、支払う利息総額を抑えられるだけでなく、借入先が減って支払いの管理もしやすくなるでしょう。
2.借り換えやおまとめローンを利用する
金利の低いローンへの借り換えや、おまとめローンの利用により、借金の元金を効率よく減らせるようになる可能性もあります。
たとえば、借金100万円を年率15%で返済している場合、年率5%の商品に借り換えて返済した場合と比べて支払う利息総額には以下のような違いが生じます。
返済期間 | 利息総額(年率15%の場合) | 利息総額(年率5%の場合) |
---|---|---|
2年 | 163,668円 | 52,904円 |
3年 | 247,934円 | 78,920円 |
4年 | 335,856円 | 105,392円 |
5年 | 427,378円 | 132,260円 |
6年 | 522,381円 | 159,488円 |
10年 | 935,960円 | 272,720円 |
上表からわかるとおり、金利が下がることで支払う利息総額を大幅に減らせるので、借金の元金を効率よく減らすことが可能です。
複数社から借入をしている場合は、おまとめローンで借金を一本化することにより、返済日や返済方法が統一され、支払いの管理がしやすくなります。また、借金をまとめて元金が大きくなることにより、適用される金利が下げられる効果も期待できます。
ただし、金利の低いローンへ借り換えたりおまとめローンを利用しても、月々の返済額によっては返済期間が長期化し、結果的に多額の利息を支払うことになるケースもあります。申込む前に詳細な返済シミュレーションをおこない、慎重に検討するようにしてください。
3.借入限度額の増枠申請をして金利を下げる
現在利用中の借金の借入限度額を増枠してもらうことにより、金利が下がって効率よく元金を減らせるようになる可能性もあります。
前述したように、利息制限法という法律により、金融機関が設定できる金利には上限が設けられており、その上限は借入額が増えると下がる仕組みになっています。
- 元本額が10万円未満 → 年率20%まで
- 元本額が10万円以上100万円未満 → 年率18%まで
- 元本額が100万円以上 → 年率15%まで
法律上は「実際に借りている金額」が上記の金額になった場合、それぞれの上限金利が適用されます。しかし、ほとんどの金融機関では「借入限度額」が上記の金額になれば、各上限金利が適用されるようになっているのです。
たとえば、借入限度額が200万円に設定されている場合、実際に借りている金額が50万円でも年率15%の金利が適用されます。
少しでも金利を下げて効率よく元金を減らしたいなら、金融機関に相談して限度額を増枠してもらい、金利を下げてもらえないか検討してみましょう。
4.過払金返還請求をおこなう
利息制限法により、貸金業者が提供しているカードローンが設定できる金利には上限が設けられています。この上限を超えて支払った利息のことを「過払金」といい、過払金返還請求をおこなうことで取り戻せたり、今ある借金の残金から差し引くことが可能です。
もし、過払金が発生しているなら、過払金返還請求をおこなうことで借金の元金を効率よく減らせるでしょう。
過払金が返還される可能性があるのは、以下の条件にすべて当てはまる場合です。
- 借入時期が2010年6月18日より前
- 借入先が貸金業者が提供しているカードローン(消費者金融やクレジットカード会社)
- 最後の取引から10年以内である
なお、以下のような借金は一般的に金利が低く、原則として過払金が発生していないため注意してください。
- 住宅ローン
- 車のローン
- 銀行のカードローンなど銀行からの借入
- 奨学金
- 公的機関からの借入
過払金の有無や返還請求の具体的な方法について知りたい場合は、弁護士や司法書士の無料相談を利用するとよいでしょう。その場で過払金が出る可能性があるか診断してもらえる場合もあるので、まずは気軽に利用してみることをおすすめします。
5.債務整理をおこない借金を減額・免除してもらう
前述した方法を利用しても借金の元金を効率よく減らすのが難しい場合、債務整理をして借金の負担を軽減するのも有効な方法です。
債務整理とは、借金の利息や元金を減額したり、借金をゼロにできる手続きのことです。国が認めた制度であり、利用することで合法的に借金を減額できます。
なお、債務整理には主に以下3つの種類があります。
債務整理の種類 | 概要 |
---|---|
任意整理 | 将来利息をカットや減額し、月々の返済額を約1/2、人によっては1/3以下に減額できる手続き。 |
自己破産 | どんなに高額な借金もゼロになる手続き。代わりに20万円以上価値のある財産を手放す必要がある。 |
個人再生 | 借金を約1/5、人によっては1/10に減額できる手続き。自己破産と違い、財産や住宅ローンのある家も手元に残せる。 |
どの方法を選択するかによって、借金の減額率やメリット・デメリットが異なるので、自分に最適な方法が知りたい場合は、弁護士や司法書士に直接相談するとよいでしょう。
借金の元金が減らないときは債務整理を検討すべきタイミング
なかには「自分は債務整理をするべき状況なのか」判断がつかないと悩んでいる人もいるかもしれません。
そこで、この項目では「債務整理を検討すべき10個のタイミング」についてお伝えします。
もし、以下の項目のうちどれか一つでも当てはまるなら、債務整理を検討すべきタイミングが来ていると考えてください。
- 借金返済を滞納しはじめている
- 月々の返済が負担に感じはじめて1年経つ
- 何度も借金を繰り返して「借金癖」がついている
- 「借金返済のための借金」をしていて完済できる見込みがない
- 月々の返済額が月収の1/3以上になっている
- 休職や退職で収入が減ったorなくなった
- 借金をしている会社が3社以上ある【多重債務】
- 利息分の支払いしかできず元本が減らない
- 利息が高すぎると感じた
- 結婚を機に借金を清算したいと感じた
上記を見るとわかるように「利息分の支払いしかできず元本が減らない」ことも、債務整理を検討すべきタイミングに含まれます。よって、借金の元金が減らないと感じている時点で、債務整理を検討すべきタイミングが来ていると考えられるのです。
なお、債務整理を検討すべきタイミングについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
任意整理なら利息をカットして元金のみの返済が可能
前述したように、債務整理にはいくつか方法がありますが、とくにおすすめなのが任意整理です。
任意整理は弁護士や司法書士が金融機関と交渉をおこない、今後支払う予定の利息をカットまたは減額してもらう方法です。利息をカットしてもらった後は、元金のみを3〜5年間で分割して返済します。
返済総額から利息が減る分、最終的に金融機関へ支払う金額が減り、元金を効率よく減らせるのが大きなメリットです。また、返済総額が減ることで月々の返済額が減ったり、返済期間が短くなる場合もあります。
自分の場合どれくらい負担が減るのか、気になる人は以下の「無料借金減額相談」で簡単に調べられるので試してみてください。
まとめ
借金の元金を減らしたいなら、金利の高い借金から優先的に繰り上げ返済したり、過払金が発生している場合は過払金返還請求をおこなうのがおすすめです。
また、債務整理をおこない借金を減額・免除してもらうのも効果的です。
債務整理なら借金の元金を効率よく減らせるだけでなく、借金自体を大幅に減らせる可能性があります。
債務整理にはいくつか方法があり、どの方法が最適かは個々の生活状況や借入理由によっても異なるので、弁護士や司法書士へ直接相談してみるとよいでしょう。
当サイトでは、無料相談を受け付けている弁護士や司法書士を多数紹介しているので、以下の「無料借金減額相談」からぜひ気軽に利用してください。
借金の返済についてよくある質問
- Q. 毎月きちんと返済しているのに、借金の元金が減りません。金融機関がズルをしているのではないですか?
-
A.
返済しているのに元金が減らないと「何かがおかしい…金融機関がズルをしているのではないか?」と不審に思う人もいるかもしれません。しかし、決してそのようなことはなく、借金の元金が減らない原因に当てはまっている可能性が高いです。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
借金の元金が減らない6つの理由!効率よく減らすための対処法も解説
- Q. 返済日に返済資金が用意できなさそうなので、他の金融機関から借りようと思うのですが、ありですか?
-
A.
返済資金確保のために他社から借入をする行為は、借金の元金が減らない原因となる可能性が高いため、おすすめできません。
- Q. 毎月きちんと返済しているのに、借金の元金が減りません。なぜでしょうか?
-
A.
借金の元金が減らない場合、その理由は主に以下の6つが考えられます。
・返済額のほとんどが利息に充てられているから
・リボ払いを利用しているから
・返済期日に遅れて遅延損害金を支払っているから
・返済のために借金をしているから
・複数社から借入をしているから
・高金利で借入をしているから
- Q. 借金の元金が減らない場合はどうしたらよいですか?
-
A.
借金の元金が減らない場合の具体的な対処法は、以下のとおりです。
・金利の高い借金から優先的に繰り上げ返済する
・借り換えやおまとめローンを利用する
・借入限度額の増枠申請をして金利を下げる
・過払金返還請求をおこなう
・債務整理をおこない借金を減額・免除してもらう
- Q. 利息の計算方法を教えてください。
-
A.
利息=元金×利率÷365(日)×利用日数
で求められます。
たとえば、年率15%の金利で借金の元金が100万円残っている場合の利息は以下のようになります。
100万円×15%÷365日×30日=約12,329円