70歳以上もお金を借りられるカードローンはある？

年金を担保に融資を受けられる公的制度の年金担保融資制度は令和4年3月で停止しました。

また、70歳以上は貸付対象にならないカードローンも多々見られます。

そのため、70歳以上だと借入が難しいと感じている人もいるのではないでしょうか。

70歳以上であっても、カードローンを利用できる可能性はあります。70歳以上を対象にしているカードローンも存在するためです。

この記事では70歳以上を利用対象にするカードローンを紹介していきます。

また、カードローン以外の方法も紹介するため、他の借入方法も視野に入れて検討したい方も参考にしてみてください。

70歳以上も利用対象とするカードローン

カードローンには、70歳以上を利用対象にする商品もあります。

カードローンでは、申込条件として年齢制限などが定められています。年齢制限を含めた条件を満たしていれば、カードローンに申し込むことが可能です。

ここからは70歳以上を利用対象とするカードローンの特徴や申込条件を解説していきます。

プロミス

プロミスの良い評判と悪い評判！口コミから考えるプロミスが向いている人とは？

プロミスは、18歳から74歳を利用対象としている消費者金融のカードローンです。安定した収入がある74歳までのかたであれば、プロミスに申し込むことが可能です。

プロミスの安定した収入の基準は公表されていません。

そこで、プロミスの問い合わせ窓口であるプロミスコールに電話調査したところ、「毎月収入があること。「日払いのバイト」「ギャンブル」等は該当しない」という回答が得られました。

そのため、アルバイトをしている場合や個人事業主などとして働いている場合で、毎月収入を得ていれば、プロミスに申し込めると考えられます。

なお、プロミスには、下記のような特徴があります。

30日間無利息サービスは、はじめて借入した日の翌日から30日間、金利による利息がかからないサービスです。30日間は利息0円で利用できるため、無利息サービスを利用しないよりもプロミスに支払う金額を抑えられます。

また、最短15秒で借入可能かを診断できるうえに、申し込みや借入などの手続きがWebで完結する特徴もあります。来店の必要はなく、スマートフォンやパソコンがあれば、最短15秒で借入できるかの目安がわかり、申し込みや借入の手続きも完結させられます。

SMBCモビット

SMBCモビットは20歳から74歳を利用対象としている消費者金融のカードローンです。安定した定期収入のある74歳までのかたであれば、SMBCモビットに申し込むことが可能です。

SMBCモビットの安定した定期収入の基準は公表されていません。

そこで、問い合わせ窓口であるモビットコールセンターに電話調査したところ、「原則仕事をしていること。毎月給与を得ている人は、安定した収入を認められる可能性が高い」との回答が得られました。

そのため、アルバイトをしている場合や自営業を営む場合で、毎月収入があれば、SMBCモビットに申し込めると考えられます。

なお、SMBCモビットには下記のような特徴があります。

WEB完結申込は、郵送物と電話連絡なしで契約できるサービスです。郵送物や電話連絡があるカードローンの場合、家族などに借入を知られる可能性があります。

しかし、WEB完結申込であれば借入を知られる可能性を減らせます。

また、最短で申込当日で借入も可能なため、急ぎの融資を希望している場合にもSMBCモビットは向いていると言えます。

アコム

アコムの評判を徹底解説！借りたら終わりって本当？他社と比較して良い？悪い？

アコムの審査は甘い？審査基準や落ちる人の特徴や原因を解説！

電話調査の結果も踏まえると、安定した収入のある72歳までのかたであれば、アコムに申し込むことが可能です。

アコムの安定した収入の基準は公表されていません。

そこで、問い合わせ窓口であるフリーコールに電話調査したところ、「原則働いていること。個人事業主でもアルバイトでも申込可能」との回答が得られました。

そのため、アルバイトをしている場合や自営業を営む場合、アコムに申し込めると考えられます。

なお、アコムには下記のような特徴があります。

カードローンに申し込みをすると、契約が完了するまでに自宅や勤務先などに電話連絡が行なわれる場合があります。しかし、アコムでは原則電話連絡なしで契約が可能であり、最短申込当日に借入も可能です。

また、公式サイトに用意された「3秒診断」を利用すれば、申込前に借入可能かどうかの目安を診断できます。審査に不安がある場合、申込前に3秒診断を試しておくのも良いでしょう。

レイク

レイクの評判は良い？悪い？WEB上の口コミを紹介

レイクは満20歳から満70歳を利用対象としている消費者金融のカードローンです。70歳までのかたであれば、レイクに申し込むことが可能です。

レイクの申込条件には、雇用形態が定められていません。安定した収入があればアルバイトや個人事業主であってもレイクに申し込み可能です。

なお、レイクには下記のような特徴があります。

レイクには、はじめての契約であれば無利息期間が選べる「選べる無利息」が用意されています。具体的には、「初回契約日の翌日から60日間が無利息」「借入額のうち5万円まで初回契約日の翌日から180日間が無利息」という内容です。

借入額や返済期間に合わせて選べる無利息を利用すれば、利息をより抑えられます。

たとえば、契約日の翌日から60日で完済できる場合は初回契約日の翌日から60日間を選べば、レイクに支払う利息は0円となります。

また、借入額が5万円までであれば、契約日の翌日から180日間利息は発生しません。

レイクの公式サイトにはどちらの無利息が向いているかを診断できる「お借入れ診断」があるため、レイクを利用する場合は参考にしてみると良いでしょう。

ベルーナノーティス

画像引用：【ベルーナノーティス】

ベルーナノーティスの安定した定期収入の基準は公表されていません。

そこで、問い合わせ窓口に電話調査したところ、「原則毎月収入があること」との回答が得られました。

そのため、アルバイトをしている場合や自営業を営む場合で、毎月収入があれば、ベルーナノーティスに申し込めると考えられます。

なお、ベルーナノーティスには下記のような特徴があります。

ベルーナノーティスには、「無利息キャッシング（金利0円）サービス」が用意されています。サービスを利用すれば借入日の翌日から14日間が無利息になるため、ベルーナノーティスに支払う利息を抑えることが可能です。

また、申し込みから最短30分で審査が完了し、申込当日の借入も可能です。急ぎの融資を希望する場合にもベルーナノーティスは向いていると言えます。

セゾンファンデックス

セゾンファンデックスは、20歳から80歳を利用対象としている信販会社のカードローンです。定期収入があり、電話連絡が可能な80歳までのかたであれば、セゾンファンデックスに申し込むことが可能です。

セゾンファンデックスの定期収入の基準は公表されていません。

そこで、問い合わせ窓口に電話調査したところ、「毎月収入があること。アルバイトや個人事業主なども毎月収入があれば申し込み可能」との回答が得られました。

そのため、アルバイトをしている場合や自営業を営む場合で、毎月収入があれば、セゾンファンデックスに申し込めると考えられます。

なお、セゾンファンデックスには下記のような特徴があります。

セゾンファンデックスとの契約後は最短で申込当日に振込融資を受けられます。

また、コンビニなどに設置されたATMで借入や返済を行なえますが、その際の手数料はかかりません。

クレディセゾンマネーカード

クレディセゾンマネーカードは、20歳から75歳を利用対象としている信販会社のカードローンです。毎月安定した収入がある75歳までのかたであれば、クレディセゾンマネーカードに申し込むことが可能です。

クレディセゾンマネーカードの安定した収入の基準は公表されていません。

そこで、問い合わせ窓口に電話調査したところ、「原則働いて毎月収入を得ていること」との回答が得られました。

そのため、アルバイトをしている場合や自営業を営む場合で、毎月収入があれば、クレディセゾンマネーカードに申し込めると考えられます。

なお、クレディセゾンマネーカードには下記のような特徴があります。

クレディセゾンマネーカードには、最大2か月分の利息がキャッシュバックされるサービスがあります。無利息サービスのように利息がかからないわけではありませんが、支払った利息が後日振込まれるため、実質2か月分の利息がかからないとも言い換えられます。

キャッシングのフタバ

キャッシングのフタバは、20歳から73歳までを利用対象としている消費者金融のカードローンです。安定した収入と返済能力がある73歳までのかたであれば、キャッシングのフタバに申し込むことが可能です。

キャッシングのフタバの安定した収入や返済能力の基準は公表されていません。

そこで、問い合わせ窓口に電話調査したところ、「毎月収入があれば申し込み自体は受け付けている」との回答が得られました。

そのため、アルバイトをしている場合や自営業を営む場合で、毎月収入があれば、キャッシングのフタバに申し込めると考えられます。

なお、キャッシングのフタバには下記のような特徴があります。

キャッシングのフタバを初めて利用する場合、契約日の翌日から30日間利息がかかりません。

また、最短で申込当日に借入も可能なため、急ぎの融資を希望する場合にも向いているカードローンとも言えます。

都市銀行のカードローンは70歳以上を融資の対象としていない

都市銀行4行（みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行）には、カードローンが用意されています。各カードローンの利用対象となる年齢は下記のとおりです。

都市銀行4行では、いずれのカードローンも70歳以上を利用対象としていません。

そのため、70歳以上のかたは都市銀行4行のカードローンを利用できないのです。

地方銀行であれば70歳以上を対象にするカードローンもある

地方銀行はカードローンを用意している傾向があり、商品によっては70歳以上も利用対象となります。各都道府県の地方銀行1行の利用対象となる年齢をまとめましたので、参考にしてみてください。

利用対象の年齢に該当しているカードローンであれば、70歳以上も借入できる可能性があります。銀行のカードローンからの借入を検討している場合、住んでいる地域にある地方銀行のカードローンの利用対象の年齢を確認してみるのも良いでしょう。

カードローン以外で70歳以上がお金を借りる方法

借入方法には、70歳以上も対象になる方法があります。

いずれの方法も、カードローンのように「複数回の借入が可能」「インターネットで申し込みから借入が完結する」といった特徴はありません。

とはいえ、高齢者のみを対象にした方法や無利子で貸付を受けられる方法もあるため、カードローン以外の方法も視野に入れたい場合は利用を考えてみても良いでしょう。

70歳以上の人がカードローンを利用する際に気をつけるべきこと

70歳以上のかたがカードローンを利用する場合、下記の点に気をつけてください。

年金以外に収入がなければ申し込みできないカードローンもある

多くのカードローンでは、「安定した収入があること」などと収入に関する申込条件が定められています。収入がなければ、カードローンに申し込めないのが一般的です。

なかには年金が収入とみなされる商品もありますが、多くのカードローンでは年金が収入とみなされません。その場合、年金以外に収入がなければ申し込みができないのです。

ここまでで紹介した70歳以上も利用対象とするカードローンを例に、収入が年金のみで申し込みできるかどうかをまとめました。

たとえば、プロミスやSMBCモビットの場合、収入が年金のみだと申し込みができません。申し込むには年金以外にアルバイトなどでの収入が必要となります。

収入が年金のみの場合、プロミスやSMBCモビットのような他に収入が必要なカードローンに申し込むのは避けましょう。

高齢者を対象にした違法な業者から借入してはいけない

インターネットなどでは、「年金受給者にも融資します」などと、高齢者を対象にした融資の勧誘がみられます。

このような勧誘があっても、安易に申し込みをするのは避けてください。違法な業者から借入してしまうことになりかねません。

違法な業者から借入をしてしまった場合、法外な金利による利息の請求や、悪質な取り立て行為の被害に遭う可能性があります。

また、取り立て行為は借入した人の周囲の人にも行なわれることも想定されるため、家族や友人にも悪影響を及ぼす危険性もあるのです。

なお、消費者金融のように貸金業を行なうには、財務局または都道府県から貸金業の登録を受ける必要があります。違法な業者は貸金業の登録を受けていないため、「財務局または都道府県から貸金業の登録を受けているか」が違法な業者を見分ける方法の一つです。

金融庁の公式サイトに用意された「登録貸金業者情報検索入力ページ」では、貸金業の登録を受けているかどうかを確認できるため、借入先が違法な業者であるかが判断できない際は活用してみてください。

まとめ

アコムやプロミスのように、カードローンには70歳以上も利用対象になる商品があります。

ただし、カードローンを利用するには、「年金以外に収入があること」などの年齢以外の申込条件も満たしている必要があります。

そのため、利用対象や年金以外の収入の有無などに合わせて、利用するカードローンを探してみると良いでしょう。