不動産担保融資一口メモ
不動産担保ローン・融資と金利④（グレーゾーン金利の廃止）
不動産担保ローン・融資 における金利について、法定金利の上限、貸金業法上の規定などについて説明します。
④グレーゾーン金利の廃止
平成22年6月に新貸金業法が完全施行される以前、貸金業者は出資法の旧上限金利（年29.2パーセント）と利息制限法の上限金利（年15～20パーセント）の間のいわゆるグレーゾーン金利で貸し付けを行い、問題視されていました。
新貸金業法が完全施行と同時に、出資法の上限金利は20パーセントに引き下げられ、利息制限法との上限金利の差は解消されました。
これで、いわゆるグレーゾーン金利は無くなりました。
また、同時に、新貸金業法では、第十二条の八において、利息制限法の上限金利を超える利息の契約を行うことを禁止する規定を設けています。
貸金業者の利息の取り扱いがはっきりし、徹底されました。
